目次だけ見ると、他の原発本と似ていますが、中身は充実していて、原発の背景の大きさに驚いたの巻 [ガイガーカウンター研究委員会]
目次だけ見ると、他の原発本と似ていますが、
中身は充実していて、原発の背景の大きさに改めて驚きます。
原発事故の経緯も、広範囲の情報が時系列の沿って、分かりやすく述べられています。
読後感が「プロメテメスの罠」の一般ドキュメント風に比較して、ちょっと違います。
第6部では、廃炉にいたる過程をスリーマイル島の例で詳しく解説います。
これからの福島原発廃炉にいたる道程がどれだけ困難か思いやられます。
高さ15メートルの津波、大量の放射性物質漏出、全電源喪失……。
すべての危機は警告され、握り潰された。
震災直後から、東京電力や政府におもねることなく原発事故の真実を報じ、
国民の絶大な支持を得た東京新聞。
本書はその東京新聞の大反響連載「レベル7」を大幅に加筆して単行本化。
第一部「福島原発の一週間」では、福島第一原発、周辺自治体、東電本店、
首相官邸の緊迫の一週間を同時進行でリアルに再現。
第二部以降では、事故直前から日本に原発が導入された1950年代にまでさかのぼり、執念の独自取材によって明らかにする。
事故は決して「想定外」ではなく、起こるべくして起きた。
原発と日本人の関係を描き切った、歴史に刻まれるべきノンフィクション。
2012-07-02 04:37
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