弁護士で人権問題に取り組んでこられた日隅さんが「主権在官」を打破し、私たちの社会をつくるために。と、書き下ろしたブックレットです。考えさせられる事がとても多かったです。 [本読むのは良い事です。]





福島原発事故後、市民に伝えられるべき情報の多くが隠され、誤った説明が繰り返され、国民不在の場で様々な基準が決められていった。なぜ、これほどまでに「主権者」である国民がないがしろにされたのか。政治家、官僚、メディア、専門家、そして東電などによる事故後の対応を振り返りながら、その構造的問題点を指摘する。「司法の限界」の中で、「もんじゅ訴訟」に関わった最高裁判事の言葉が紹介されている。「行政庁の言うことは基本的に正しいという感覚」という言葉に接し、「カルト教団の感覚と同じ」と感じました。「霊的指導者の言うことは基本的に正しい」として、信者たちは、霊的指導者に依存し、その結果、搾取されてゆく。
司法の世界やカルト教団ばかりではなく、「お上の言うことは正しい」と隷従するのは、今の日本の社会に暮らす私たちのひとりひとりの感覚ではないでしょうか。

















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柴田裕樹

あり得ない!最高裁まで汚染されているとは、即刻段取りして浄化したい!
by 柴田裕樹 (2012-07-24 05:46) 

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